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芦ノ湖のボートフィッシングについて(改訂版・その4) [釣りノウハウ(実釣編)]

今回は、芦ノ湖のボートフィッシングにおけるタックルと仕掛けについて私の考えをご紹介します。併せて、最近使用しているタックルもご紹介したいと思います。

《タックル》
・ロッド・・・ロッドの長さは9ftを基本とし最低でも8.6ftは欲しいところです。また、適合ラインが6~8番の高番手ロッドがお奨めです。
理由は2つあります。1つ目は、ターゲットとなる魚の大きさです。ロクマルやナナマルの5kgを超える大物が掛かり10分を超えてやり取りすることもあるので、これに耐えるロッドを用意しておくのが良いと思います。2つ目は、キャストのし易さです。湖上は遮るものがないため予想以上に風が強く逃げ場もありません。そうした中で、時には風に向かってキャストすることもあるので、風に負けないラインの重さとパワーが必要になるものです。
最近の私は、使い慣れたシマノのフリーストーン(2ピース)の#907を基幹ロッドとして、これにその日の気分で、セージやスコットの同番手のロッドをサブとして使用しています。
210221芦ノ湖用ロッド (7).JPG
今回ナナマルをゲットした際には15分ほどやり取りをしましたが、フリーストーンがこれに耐えてくれました。なお、兄は9ftの8番ロッド(#908)を使用しています。

・リール・・・ロッドに合わせて高番手の6~8番のラインに加えバッキングラインを100yd以上巻けるキャパシティの大きなリールで、ドラッグがよく効くものがお奨めです。また、巻き取り速度が速いことも重要で、ミドルアーバかラージアーバタイプのものが良いと思います。
私は、長年使用しているミドルアーバタイプのグレインのセノーテⅡとⅢを使用しており、予備のリールとしてラージアーバータイプのロス・エボリューションをボートに持ち込んでいます。
210225タックル準備 (3).JPG

・ライン・・・まず番手ですが、ロッドに合わせて6~8番を使用します。初期のリトリーブフィッシングでは、主に水深1mから7m程の層を狙いますので、シンキングラインが必要になります。出来ればシンクレートの異なる2種類を用意したいところです。シンクレートについては未だに悩むところですが、最近の私はタイプⅡをメインとしてタイプⅢをサブで使用しています。このほか、深い層を重点的・効率的に狙う必要がある時を想定してタイプⅣも用意しています。因みに、兄は主にタイプⅢを使用しています。このほか、インターミディエートのラインを使用して、表層近くを狙う方もいるようです。
ラインシステム・形状はキャスト方法により最近はいろいろなバリエーションがありますので、あくまで参考に過ぎませんが、私の場合はオーソドックスなウェットセルのWF(ウエイトフォーワード)のラインを使用しています(WF7S)。
なお、大物が掛かった時のことを考えると重要ですので、バッキングラインについても少し言及しておきたいと思います。市販されているものは主に20ポンドのものと30ポンドの2種類です。リールのキャパシティに余裕があるという前提ですが、バッキングラインは魚の食いには影響しないので、出来るだけ丈夫で絡みにくい太めのモノをお薦めします。また、長さも長ければ長いほど安心で100ydはあったほうがよいと思います。
210409芦ノ湖 (32).JPG
今年、自己記録となるナナマルレインボーをゲットした際にはかつてないほどバッキングラインを引き出されましたが(ラインを含めると60m以上、バッキングだけでも30m以上、回数も3回)、バッキングラインを100m程巻いていたため、焦らずに済みました・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

《仕掛け》
・リーダー・・・9ft~12ftの3Xを基本として、大物狙いの方は2X、また喰い渋ったときのために4Xを用意するとよいと思います。ただし解禁当初の芦ノ湖は水が澄んでいるため(例年この時期、ボートから5m程先の底が見えます)、2Xでは喰いが悪いことを覚悟する必要があります。
私は、9ft~12ftの2X~4Xの各種を持参しています。以前は12ftの3Xをメインに使用していましたが、最近はフッキング重視で短めの9ftの3Xを多用しています。

・ティペット・・・こちらもリーダーと同じで2X~4Xを用意すれば良いと思います。私の場合は、シーガーエースの1.5号(3X)、1.2号(3.5X)、1.0号(4X)の3種類を用意しています。最近は、9ft3Xのリーダーにトリプルサージェンスノットで1.0号のティペットを1m程繫ぐのをメインにして、9ft3Xのリーダーにティペットを使用しないで毛ばりを直結するシステムをサブと位置付けています。因みに、自己記録のナナマルをゲットした際に使用したのは前者でした。

これまでの説明でお分かりかと思いますが、私はボート上にタックルを2セット持ち込んでいます。
210306芦ノ湖 (9).JPG

それぞれシンクレートの異なるライン(タイプⅡとⅢ)と異なる毛ばりを装着しており、状況に応じて機動的に使い分けるようにしています。

(続く)


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