2022年養沢のヤマメを振り返る(その1) [釣果情報]
10月1日から養沢もヤマメが禁漁になりました(勿論、養沢は区間を短縮していますがまだまだ営業しています)。
C級の私ですが、今年の養沢では、例年にも増してヤマメが釣れた印象がありますので、ここで一旦振り返っておきたいと思います。
9/30の釣行でドライに出てくれたヤマメです。
まず、昨年と今年の3月1日の解禁からヤマメ禁漁の直前の9月30日までの釣果を数字で比較したいと思います。
C級の私ですが、今年の養沢では、例年にも増してヤマメが釣れた印象がありますので、ここで一旦振り返っておきたいと思います。
9/30の釣行でドライに出てくれたヤマメです。
まず、昨年と今年の3月1日の解禁からヤマメ禁漁の直前の9月30日までの釣果を数字で比較したいと思います。
2021年 | 2022年 | 増減 | ||
総釣行回数 | 52回 | 49回 | ▲3回 | |
総釣果 | 1,705匹 | 2,101匹 | +396匹 | |
一釣行平均
|
32.8匹 | 42.9匹 | +10.1匹 | |
う
ち
ヤ
マ
メ
|
匹数 | 251匹 | 384匹 | +133匹 |
一釣行平均 | 4.8匹 | 7.8匹 | +3.0匹 | |
うちドライ | 177匹 | 222匹 | +45匹 | |
うちアウトリガー | 11匹 | 85匹 | +74匹 | |
うちルースニング | 63匹 | 77匹 | +14匹 | |
ツ抜け回数 | 5回 | 16回 | +11回 | |
ボウズ回数 | 1回 | 0回 | ▲1回 |
《コメント》
今年は、昨年の約1.5倍の384匹のヤマメをゲットすることが出来ました。C級の私としては、ヤマメボウズ=釣果ゼロがなかったことも驚きです・・・。この結果、一釣行平均でも7.8匹と過去最高を記録しましたが、その理由を考えてみたいと思います。
①放流効果: 今年は、レインボーを含む総釣果も2千匹を超えるなど好調でした。このことは、まずは釣り場の放流がしっかりしているから実現出来たことだと思います。特に、今シーズンはスタッフの方からヤマメの放流を増やしているとの声も聞かれましたので、まずはスタッフの皆さんのご尽力に感謝です。
②釣り場の整備: 次もまた、釣り場の皆様のご尽力と言えることですが、ヤマメが居付きやすい環境、釣りやすい環境を整備して頂いていることが挙げられます。2019年秋の大増水により主だった渕や瀬が埋まってしまい浅い流れになってしまいましたが、その後重機を入れて流れに変化を富ませたことで、鳥害を幾分緩和出来て歩留まりも上がった感じがします(あくまで個人的感想です)。早淵から平和橋、そして上流域の製材所が特に変わったと感じている場所ですが、個人的にこれらの場所が特に好調でした。
こちらは製材所の流れです。
なお、重機による整備で恩恵を受けている小生ですが、出来るだけ自然渓流の雰囲気を残してほしいと思っていますので手を入れ過ぎないようにと一利用者としてスタッフの方に虫の良いお願いをしているところです。
ここまでは、釣り場のご努力によるものです。ここで終わると身も蓋もないので、来季に向けて個人に帰する要因を挙げてみたいと思います。
③釣法: まずは釣り方ですが、以前はルースニングに過度に依存してきましたが、ここ数年、ドライフィッシングやアウトリガーにシフトしてきています。お魚さんが毛ばりを咥えるところが見えてスリリングなドライが一番好きな釣り方なので、この時間を増やした結果これまで以上にライズを逃さないように周囲に気を配るようになった気がします。また、キャスティングですが、距離は相変わらず全く伸びないC級レベルの私ですが、短い距離の正確性は向上している気がします。木の下やブッシュ周辺をタイトに狙うことも以前より厭わなくなりました。さらに、昨年から毛ばりを沈めて釣る際にアウトリガーを多用していますが、早い流れでも毛ばりを打ち込むことを厭わなくなってきた結果、ヤマメさんをゲットする機会が増えた気がします。
④毛ばり: 次に、毛ばりについてです。C級の私ですのでレパートリーは少ないのですが、ドライフィッシングにおいても、毛ばりの選択をある程度パターン化したことが良かったように思います。
晴れた日中: マシュマロファイバーストーンフライ18番黒色をパイロットフライとして、ユスリカがハッチしている時はCDCストーンフライ18番黒色を試し、それでも反応が悪い場合、流れが緩いケースではCDCダン20番ケイヒルカラー(黄色)、流れがあるケースではマシュマロファイバーストーンフライ18番ケイヒルカラーを使用するようにしました。
日中のパイロットフライに位置付けているマシュマロファイバーストーンフライ18番黒色です。
反応がシビアな時に活躍してくれるCDCダン20番ケイヒルカラーです。
そして、最近重宝しているマシュマロファイバーストーンフライ18番ケイヒルカラーです。
曇りの日中や夕方: ローライトの環境下では、視認性を重んじてマシュマロファイバーストーンフライ16番ケイヒルカラーをパイロットフライとして、反応が得られない場合は同18番、さらにはCDCダン20番を迷わず使用することにしました。
イブニングでパイロットフライとして使用しているマシュマロファイバーストーンフライ16番ケイヒルカラーです。
⑤イブニング: C級の私の場合、もっぱら「午後から釣行」を楽しんでいますので、一番のチャンスは夕マズ目になります。特に日没前の1時間がチャンスタイムなので、ここに集中すべく途中手を抜くわけではありませんが体力を温存するようにしています。また、イブニングは手元も暗くなってきますので、出来るだけトラブルを回避することが重要になります。私の場合は、イブニングを迎える前に養沢ではティペットを0.4号(7X)から太目の0.5号(6.5X)に交換するようにしています。また、必ずフックの先端を確認するとともに、こまめにシャープナーで研ぐようにしています。こうした結果、9/20にはラスト30分足らずでヤマメを連続9匹ゲットしたこともありました。
以上のような要因が重なって、ヤマメとの出会いが増えたのではないかと推測しています。皆様にも少しでも参考になれば幸いです(本当のところは分かりませんが・・・)。
今年は、昨年の約1.5倍の384匹のヤマメをゲットすることが出来ました。C級の私としては、ヤマメボウズ=釣果ゼロがなかったことも驚きです・・・。この結果、一釣行平均でも7.8匹と過去最高を記録しましたが、その理由を考えてみたいと思います。
①放流効果: 今年は、レインボーを含む総釣果も2千匹を超えるなど好調でした。このことは、まずは釣り場の放流がしっかりしているから実現出来たことだと思います。特に、今シーズンはスタッフの方からヤマメの放流を増やしているとの声も聞かれましたので、まずはスタッフの皆さんのご尽力に感謝です。
②釣り場の整備: 次もまた、釣り場の皆様のご尽力と言えることですが、ヤマメが居付きやすい環境、釣りやすい環境を整備して頂いていることが挙げられます。2019年秋の大増水により主だった渕や瀬が埋まってしまい浅い流れになってしまいましたが、その後重機を入れて流れに変化を富ませたことで、鳥害を幾分緩和出来て歩留まりも上がった感じがします(あくまで個人的感想です)。早淵から平和橋、そして上流域の製材所が特に変わったと感じている場所ですが、個人的にこれらの場所が特に好調でした。
こちらは製材所の流れです。
なお、重機による整備で恩恵を受けている小生ですが、出来るだけ自然渓流の雰囲気を残してほしいと思っていますので手を入れ過ぎないようにと一利用者としてスタッフの方に虫の良いお願いをしているところです。
ここまでは、釣り場のご努力によるものです。ここで終わると身も蓋もないので、来季に向けて個人に帰する要因を挙げてみたいと思います。
③釣法: まずは釣り方ですが、以前はルースニングに過度に依存してきましたが、ここ数年、ドライフィッシングやアウトリガーにシフトしてきています。お魚さんが毛ばりを咥えるところが見えてスリリングなドライが一番好きな釣り方なので、この時間を増やした結果これまで以上にライズを逃さないように周囲に気を配るようになった気がします。また、キャスティングですが、距離は相変わらず全く伸びないC級レベルの私ですが、短い距離の正確性は向上している気がします。木の下やブッシュ周辺をタイトに狙うことも以前より厭わなくなりました。さらに、昨年から毛ばりを沈めて釣る際にアウトリガーを多用していますが、早い流れでも毛ばりを打ち込むことを厭わなくなってきた結果、ヤマメさんをゲットする機会が増えた気がします。
④毛ばり: 次に、毛ばりについてです。C級の私ですのでレパートリーは少ないのですが、ドライフィッシングにおいても、毛ばりの選択をある程度パターン化したことが良かったように思います。
晴れた日中: マシュマロファイバーストーンフライ18番黒色をパイロットフライとして、ユスリカがハッチしている時はCDCストーンフライ18番黒色を試し、それでも反応が悪い場合、流れが緩いケースではCDCダン20番ケイヒルカラー(黄色)、流れがあるケースではマシュマロファイバーストーンフライ18番ケイヒルカラーを使用するようにしました。
日中のパイロットフライに位置付けているマシュマロファイバーストーンフライ18番黒色です。
反応がシビアな時に活躍してくれるCDCダン20番ケイヒルカラーです。
そして、最近重宝しているマシュマロファイバーストーンフライ18番ケイヒルカラーです。
曇りの日中や夕方: ローライトの環境下では、視認性を重んじてマシュマロファイバーストーンフライ16番ケイヒルカラーをパイロットフライとして、反応が得られない場合は同18番、さらにはCDCダン20番を迷わず使用することにしました。
イブニングでパイロットフライとして使用しているマシュマロファイバーストーンフライ16番ケイヒルカラーです。
⑤イブニング: C級の私の場合、もっぱら「午後から釣行」を楽しんでいますので、一番のチャンスは夕マズ目になります。特に日没前の1時間がチャンスタイムなので、ここに集中すべく途中手を抜くわけではありませんが体力を温存するようにしています。また、イブニングは手元も暗くなってきますので、出来るだけトラブルを回避することが重要になります。私の場合は、イブニングを迎える前に養沢ではティペットを0.4号(7X)から太目の0.5号(6.5X)に交換するようにしています。また、必ずフックの先端を確認するとともに、こまめにシャープナーで研ぐようにしています。こうした結果、9/20にはラスト30分足らずでヤマメを連続9匹ゲットしたこともありました。
以上のような要因が重なって、ヤマメとの出会いが増えたのではないかと推測しています。皆様にも少しでも参考になれば幸いです(本当のところは分かりませんが・・・)。
素晴らしい釣果と分析です。大変参考になります。このような情報を惜しげもなく開示されるKAZU53様に感謝です。
by 土弘 (2022-10-06 10:43)
土弘 様
ご無沙汰しております。いつも温かいコメント、有難うございます。多くの方がフライフィッシングをより楽しまれるといいなと思いながら恥を承知で開示しています。少しでも参考にして頂ければ幸いです。
by kazu53 (2022-10-07 14:51)