私は、ここ2、3年ストーンフライを多用していますが、落とし穴が二つあるようです#59139;。

まずは、どの魚にも、どのライズにもそれなりに有効なので、他の毛ばりを使わなくなってしまうことです・・・#59143;。

そしてもう一つは、昨日の続きで明らかになったことです。

ゴールデンウィーク中にフィッシュアイを使って、マシュマロファイバーストーンフライの水面姿勢を確認しました。実は、実釣時に姿勢が安定していないことがあり、フッキング率が落ちるケースがあるように感じていたのでした・・・#59139;。

ということで、水を入れたフィッシュアイに何回も毛ばりを投げ込んでその姿勢をみることにしました。その結果、やはりパラシュートと比べ明らかに水面姿勢が不安定であることが分かりました。そして基本的に3つの姿勢になっていることがわかりました。

(ケース1)まずは、タイイング時にイメージしている(通常の)姿勢を確認です。

こちらは釣り人目線でみたものです。


こちらを魚目線でみたものがこちらになります。


私は魚ではありませんが、何となく美味しそうで釣れそうです・・・#59143;。フッキング率も結構高そうです。

(ケース2)こちらは、毛ばりが上下逆さまになっています(ひっくり返っています)。どうやら毛ばりが水分を吸ってくるとこうした現象が起きやすくなるようです。

釣り人目線でみたものです。


そして魚目線でみたものです。


針先が空を向くいわゆるキールフライのようになっています。魚目線では違和感はなさそうでそれなりに美味しそう(#59139;)ではありますが、フッキング率は通常のケース1より落ちるのではないかと思われます。

(ケース3)そして、ストーンフライで一番まずいと気になっている水面姿勢です#59139;。

こちらが釣り人目線でみたものです#59136;。


衝撃的な姿勢です#59143;。

魚目線でみるとこうなっています。


魚目線ではハックルがパラシュートのようにも見えてそれなりに美味しそう(#59139;)ではあります。しかし、テール側が上を向き針先が下を向いていることから、極端にフッキングしにくい姿勢になっています。実釣時にフッキング率が極端に落ちることがありますが、これが原因のひとつだと思われます・・・。

ということで、これだけは回避したい姿勢と言えます。

そのための方策としては、2つのことが考えられそうです。

まずは、タイイング時のバランスです。マシュマロファイバーは中空構造で非常に軽くなっていることから少し多め(長め)に付けるか、巻き止める場所をフックのシャンクの後ろ寄りすることでバランスをとる必要がありそうです。

次に釣り場での応急処置ですが、ドライジェルをテールのマシュマロファイバー部分に塗ることでバランスを調整することが有効かと思われます。

今回フィッシュアイを使ったことで、ストーンフライは、マシュマロファイバー素材を使用する場合は特に、パラシュートと比べて姿勢が安定しないという「大きな落とし穴」があることが良く分かりました・・・#59142;。