前回は3月の解禁に向けタイイングを始めたことをご紹介しましたが、今回は私が芦ノ湖でパイロットフライと位置付けている『ビーズヘッド芦ノ湖スペシャルUVパターン』のタイイングについてご紹介したいと思います#59138;。少しでも参考になれば幸いです。

フック・マテリアルは次のとおりです。
フック:  TMC3761 10番または12番
ビーズ:  TMC・ブライトビーズLサイズまたはキャップス・ビーズヘッドMサイズ
スレッド: ユニスレッド・6/0W ブラック
ダビング材:フライライト・#42ダークオリーブブラウン
シェニール:ヘアライン・マイクロUVポーラーシェニール UVオリーブブラウン
テール:  ターキーマラブー・ブラウン
ハックル: コックサドル・ブラウン
接着剤:  TMC・ヘッドセメントクリア

プロセス① フックにビーズを通してバイスに固定します。画像ではフックは12番を使用しています。


プロセス② スレッドで下巻きをしてビーズをアイ側に固定します。

この時スレッドがアイからベンド側に向かってテーパー状に細くなるように巻くのがコツです。ベンド側には、③④の工程でテールとシェニールを巻き留めるのでこの段階では出来るだけ細くしておくとスリムに仕上がります。

プロセス③ テールとなるマラブーを25本前後切り出してスレッドでシャンクにしっかり取り付けます。

私は、この時マラブーとシャンクの間に一回転スレッドを通しておくことで、実釣時にマラブーがシャンクにまとわりつくことが減るような気がしています(あくまで感覚の問題ですが・・・#59142;)。テールの長さはアバウトですがシャンクの長さの2倍を目安にしています。テールはカットせずに先端が自然に細くなるようにします。もし後で長すぎると思ったら、シザースを使わずに余分な部分を指先でつまんでむしって調節します。

プロセス④ さらにテールを固定した位置にスレッドを使ってシェニールを固定します。


プロセス⑤ さらにスレッドにボディとなるフライライトを少量撚り付けます。


プロセス⑥ ⑤で撚り付けたフライライトをスレッドごとアイ側に向かってシャンクに巻き付けボディを作ります。スレッドはビーズ近くで止めておきます。

プロセス⑦ ④で取り付けたシェニールをアイに向かって粗く3回転巻き付けてビーズの近くでスレッドで固定します。


プロセス⑧ ビーズから2~3ミリのところにスレッドを使ってハックルを巻き留めます。


プロセス⑨ ハックルプライヤーを使ってハックルをビーズ側に向かって3回転させてスレッドで巻き留めます。スレッドはビーズの付け根でハーフヒッチ3、4回で巻き留めてカットします。最後はビーズとハックルの隙間にニードルを使ってヘッドセメントを1滴付けて完成です#59138;。

解説用に途中で手を止めて画像を撮りながら巻いたこともあり出来が悪くなり申し訳ありません(もう少しスリムに作りたかったのですが慣れないもので・・・#59142;)。ハックルもイメージより若干短くなってしまいました・・・#59143;。

参考までに10番のフックを使った完成品はこちらになります。

ハックルなど形状はこちらを参考にしてください。

説明が下手で分かり辛いところもあったかと思いますがご容赦ください・・・#59143;。