今日(6/23)は、久しぶりに本棚からこちらの書籍を取り出し調べものをしました。

『フライマンのための水生昆虫入門』です。


C級の私は、水生昆虫のことは、カゲロウ、トビケラ(カディス)、カワゲラ(ストーンフライ)、ユスリカ程度の大まかな分類しか知りません。

毛ばりのタイイングについても、写実派ではなく、印象派です。虫らしくというよりは虫っぽくということで巻いていますので水生昆虫を細かく観察するというようなことはしていません(タイイングスキルもありませんので・・・#59142;)。巻いている毛ばりも、イミテーションフライというよりはもっぱらアトラクターフライになります。

そんな私がこの書籍を取り出して見るのは珍しいことです#59138;。

きっかけは、昨日(6/22)の養沢釣行の最後に事務所のストーブで暖を取っている時に、こちらの光景を見たことでした#59140;。


窓の外側の止まっていたカゲロウの亜成虫(ダン)が成虫(スピナー)に脱皮した直後のようです。下が抜け殻で上がスピナーのようですが、まだ翅は伸び切っておらずテールもピンと張っていません。大きさはテール部を除いて全長1.2cm程です。この光景をこの角度(お魚さんが見る角度?)で見るのは初めてだったので即座に画像におさめ、観察させてもらいました。

現在、これに近いもの(中型の黄色いカゲロウ)が飛んでいる時に私が使用している毛ばりは、いつものこちらになります#59142;。定番のマシュマロファイバーストーンフライ16番黄色です。


勿論名前のとおり本来カワゲラを模したつもりの毛ばりですが、カゲロウが飛んでいる時にも効果的な場合があるのでした。昨日の尺ヤマメもこの毛ばりに出てくれました#59138;。

しかし、今回見たスピナーは、色は殆んど一緒でしたが、シルエットが思った以上に細身で長いのに驚きました。スピナーが飛んでいる時は翅を動かしているのでもう少し大きく見えるのかもしれませんが、それにしてもスリムです。

ということで、ストーンフライをベースに今回の観察を手掛かりにして、テールをより細身にしてハックルもより薄く巻くことでカゲロウフライを巻けないかチャレンジしてみようと思っています#59138;。あくまで印象派としてですが・・・#59142;。

その前に、書籍を手掛かりにカゲロウの種類を特定しようと試みたのですが、翅が伸び切っていないこともあり、これがなかなか難しく・・・#59142;。色と大きさから判断してキイロカワカゲロウ、キイロヒラタカゲロウ、エルモンヒラタカゲロウあたりが近いように思いますが、C級の私には良くわかりませんでした・・・#59136;。

C級の私にとっては、名前を知らなくても実際の釣行で困ることはないため、便宜上『中型の黄色いカゲロウ』としておきたいと思います(完全に開き直っています・・・#59143;)。