ドライフィッシングのプチテク(その7) [釣りノウハウ(実釣編)]
間が開きましたが、引き続きドライフィッシングのプチテクについてご紹介します。
以前、ドライフィッシングは毛バリが着水してすぐに勝負がつくことが多いとご説明しました。このため釣果を上げるためには、着水後毛バリが不自然に動かないようにする必要があります。
しかしながら、私自身もそうですが、往々にして毛バリが着水した直後に手前に引っ張ってしまう(いる)ことがあります。釣り場で見ていると、なかには、そのことに気づいていない方もおられるようです。
まず、その原因を知ることが、こうした現象を防ぐことにつながると思いますので、私なりに思っていることをご説明したいと思います。
一つ目ですが、フライラインやリーダーに癖がついているため着水直後に折角伸びきったラインやリーダーが元(癖のついた状態)に戻ろうとしてしまうために生じるものです。これを防ぐには、ラインドレッサーやリーダーストレイナーでこまめに癖を取り除く必要があります。
次に二つ目ですが、キャストの際に必要以上に力を入れたり、手首を使いすぎるために、ロッドの穂先部分が地面の方を向いてしなってしまう(時計で言うところの9時の位置(地面と平行)で止まらずに8時の方向に行ってしまう)ことがあげらます。こうなると、意図に反して穂先が毛バリを手前に引っ張ってしまうことになります。これを防ぐには、キャストする際にグリップを10時の位置で止める必要があります(なお、グリップを10時の位置で止めても、穂先はしなるため、穂先は9時のあたりまで行ってしまいます)。グリップを10時の位置で止めるには、キャスト中極力手首を使わずに固定しておく感覚が必要だと思っています。このあたりの感覚は釣り場でトライアンドエラーを繰り返しながら、身に着けていただければと思います?。(続く)
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