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リトリーブフィッシングの仕掛けのポイント(その2) [釣りノウハウ(実釣編)]

前回に続き、リトリーブフィッシングの仕掛けについて、ご説明したいと思います。
今回は、仕掛けといってもフライラインの種類と使い分けについてご説明します。

これまで、ご説明してきたルースニングやドライフィッシングに使用するフライラインは、水面に浮かぶフローティングラインでした。
しかし、リトリーブフィッシングについては、フローティングラインと水中に沈むシンキングラインを状況によって使い分ける必要があります。基本的にターゲットとなる魚がどの深さにいるか、どの層(タナ)を狙うかによって、使用するラインが異なってきます。

水面から1m程度の深さまでなら、フローティングラインでもOKですが、これより深いタナを探るとなると、毛バリの重さにもよりますが、シンキングラインを使った方がより効率的で、アタリも取りやすくなると思います。

なお、シンキングラインといっても、水に沈む速さの違いで、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅵ等のタイプ(種類)があります。数字が大きくなるほど早く沈みます。タイプごとの沈下速度(シンクレート)はメーカーによって多少の違いがありますが、3M社のウェットセルを例にとると次のとおりとなっています。

タイプⅠ 1秒あたり3.2~4.4cm(25~30秒程度)
タイプⅡ      同5.1~8.3cm(15秒前後)
タイプⅢ      同8.0~14.0cm(10秒前後)
タイプⅣ      同9.5~16.5cm(8秒前後)
タイプⅥ     同14.0~20.3cm(6秒前後)
()内は、ラインを1m沈めるために必要な秒数を逆算したものです。   

普通の管理釣り場では、水深は深くても3~4mほどかと思いますので、タイプⅢまでで十分かと思います。管理釣り場用に一つ選ぶとすればタイプⅡかⅢがお奨めです。

ちなみにタイプⅣ、Ⅵは、芦ノ湖等深さ5mを越えるようなタナを狙う場合に必要となります。芦ノ湖では、7~8mのタナを狙うことがよくありますが、この場合はタイプⅥを使用してキャスト後時計を見ながら1分程度カウントダウンしてからリトリーブを開始しています。

なお、管理釣り場では、最初のうちはフローティングラインとビーズヘッドかレッドワイヤで重くした毛バリの組み合わせで、リトリーブとアワセのコツをつかむことをお奨めします。
私も、王禅寺や開成では、ドライフィッシングを楽しんだ後に、ライン(フローティング)はそのまま使用し毛バリだけチェンジしてリトリーブフィッシングを楽しむことが結構あります。


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