リトリーブフィッシングのプチテク(その4) [釣りノウハウ(実釣編)]
前回は、リトリーブの仕方についてご説明しました。今回は、アワセ方についてご説明したいと思います。引き続きフローティングラインを使用し、かつ右利きの方を想定してご説明します。
魚が毛バリを咥えた際のアタリは、リトリーブ中に竿先や手先がグッと重くなる場合が一般的ですが、フローティングラインならではのアタリの取り方として、視覚で捉えることもあります。それは、水面に浮かぶフライラインが少し毛バリ側に引っ張られるケースや、魚が毛バリを咥えた際の僅かなフライラインの動きにより水面に波紋が生じるケースなどです。
さて、こうしたアタリがあった際のアワセ方についてですが、私の場合は出来るだけ「小さくシャープにアワセる」ようにしています。具体的には、フライラインを左手に持った状態で、右手で竿先を20cmほど手前に引くと同時に、左手も20~30cm手前に引くことでアワセるようにしています。この時、竿先は立てるというよりは高さは変えずに左右若しくは手前のいずれかに少し引くイメージでアワセています。こうすると、仮に一度でフッキングしなくても、毛バリが大きく動いたり、空中に飛び出たりしないため、引き続きリトリーブを再開することにより魚のチェースを期待できるのでお奨めします。
なお、私の経験からすると、リトリーブをすぐに再開するよりも数秒待ってから再開する方が再度のアタリが期待できるような気がします。皆さんもいろいろ試してみることをお奨めします(続く)。
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