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芦ノ湖のボートフィッシングについて(その5) [釣りノウハウ(実釣編)]

今回は、芦ノ湖のボートフィッシングにおける注意点についてご説明したいと思います。

<乗・下船時>桟橋から乗船する時にボートが動いてまた裂き状態になることがありますので気を付けてください。まずは何も持たずに、桟橋の杭を手で持ってバランスを取りつつ、ボートが桟橋から離れないようにしながら乗船するとよいと思います。釣り具は桟橋の端に置いておき、乗船後ボートに乗せます。下船時は、もやい(舳先や船尾についているロープの輪)を桟橋の杭にかけた後、先に釣り具を桟橋に下ろしてから下船することをお奨めします。またこの前後に、桟橋とボートの間に手を挟まないようにご注意ください。

なお、道具は乗船前にセットした方が良いと思いますが、竿をボートのヘリから不用意に出すと桟橋と船に挟まれて折れる恐れがありますので、沖に出るまでしっかりボート内に納めておきます。

<乗船中>アンカー(錨)を上げ下げする際に舳先に移動する必要がありますが、これを除いては極力移動しないようにします。また、やむなく移動する際には直立するのは危険で体勢を低く保ちボートのヘリにつかまりながら移動します。またキャストやリトリーブ時に立って行う方がいますが、慣れないうちは座ってやるか、膝立ち状態で行うことをお奨めします。私はいまだに座ってキャストしていますが、シンキングラインにビーズ等ウェイトの付いた毛バリの組み合わせの場合は意外と飛んでくれますので無理はしないことです。また、魚が掛かってやり取りする場合も、膝をついて対応するようにしています。

<航行時>解禁当初はかなりのボートが出ていますのでぶつからないように注意します。特に手漕ぎの場合は、ボートの後方を見ながら漕ぐことになりますので、こまめに前方を確認する必要があります。なお他のボートと行き交う場合、基本は右側通行になるそうです。

また、アンカーを下して釣りをしているボートが進行方向にある場合、ラインの出ている方向(狙っている方向)を通るのは迷惑(マナー違反)になります。

岸に釣り人がいる場合も、岸に近づきすぎないようにします。お互いがキャストして交差しない距離(50m以上)を保つ必要がありますが、風の影響でそれより近づいてしまうことがあります。その時は声を掛けるようにしましょう。

更に、芦ノ湖特有ですが、観光名物の海賊船のルート周辺は何故か良いポイントになっていますが、ハーリング等で横切る時は、左右から海賊船が近づいていないことを確認します。

<停船時>最初は釣れている先行者がいるところの近くにアンカーを下ろして釣ることが多いと思いますが、アンカーを下ろす際には、乱暴に投げ入れ水面に音を立てるようなことは是非避けた方が良いと思います。折角よいポイントであっても、魚を散らしては元も子もありません。

また、アンカーロープは少し余裕を持たせて止めてください。真下にピンと張った状態では、強い風が吹くとアンカー毎引きずられてしまうことがあるからです。

なお、自然相手ですので風向きはころころ変わります。アンカーを下す際に周囲に迷惑にならないようにしたつもりでも、風が変わると周囲のボートの風下になり、キャストする邪魔になったりしますので、アンカーを下ろす際には、前後左右余裕をもって下ろすことをお奨めします。

なおアンカーを下したら、2本のオールを外し船内に一緒に仕舞うようにします。外さないとキャストの際にラインが引っかかったり、魚とやり取りしている最中に引っかかったり、トラブルのもとになりますのでご注意ください。

 最後に、広い湖上と言っても、ボートの後ろを他のボートが行き交うこともありますので、キャスト時は後ろにも気を付けてください。

以上、ボート釣りは何かと注意事項があり大変だなと思う方がいるかも知れませんが、相応の注意を払うことと、無理はしないということで、ボート釣りの魅力を楽しんで頂ければ幸いです。


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