フライのウェイトのバリエーション [毛バリ情報]
今日は、浅草のサンバカーニバルを見に行く予定でしたが、事情があって終日、家にいました。このため毛バリを30本ほど巻くことが出来ました。
最近、夏場の釣行で水面直下の魚を釣るのにノンウェイトの毛ばりが効果的だと記していますが、今日は黒のウェットフライを例にとって、ウェイトの有無・付け方によるバリエーションをご紹介したいと思います。なお実践では黒と黄の2種類を主に使い分けていますが、白も結構反応がいい時があります。
まず今回のウェットフライの共通マテリアルを紹介します。
フック:ティムコ社3769SP-BL14番
ボディ:フライライト社ダビングマテリアル黒
テール:マラブー黒
私がブログを開始した当初にご紹介したパイロットフライのビーズニンフはこのテールがないバージョンです。
①まずは、ウェイトを付けないものです。夏場になり王禅寺で威力を発揮しています。水面直下に魚が上ずっていて、かつ水温が高く喰い渋るようなケースに有効です。水面直下をゆっくり漂わせる感じで釣っています。少し誘いを掛けるのも有効です。
②次に、ウェイトにレッドワイヤー(鉛線)を使ったものです。レッドワイヤを毛バリに直接5~7回程巻いてからスレッドで固定しその上にダビングマテリアルを巻いてあるため、見た目は①と同じですが、水中での沈降速度がやや早いものです。魚がやや深いところにいて喰い渋っているときや、流れがあり早く沈めたいときに使用しています。なお、①よりダビングマテリアルを薄く巻くことでボディをあまり太くしないことがコツです。
③これはウェイトにビーズを使用したものです。夏場以外の水温等コンディションが良くて魚の活性が高い場合で、やや深いところにいる時に使っています。なお私はシーズンを通してテールがないバージョンをパイロットフライとして活用しています。
④最後は、ウェイトにコパーワイヤー(銅線)を使ったものです。これは、③と同じシチュエーションで、③が飽きられた時などに目先を変えるために使っています。私の場合「最後の切り札」に位置づけており使用頻度はそう多くありません。
なお、これらの毛バリはテールが付いているため、ルースニングだけでなくリトリーブフィッシングでも十分に楽しめます。
皆さんもまだおやりになっていなければ、シチュエーションに応じてウェイトをうまく使い分けて、楽しまれることをお奨めします。
なお、これらの毛ばりにハックルを巻くパターンもありますが、大体の管釣り場では、そこまでしなくても、というか寧ろハックルがない方が良く釣れる気がしています(あくまで個人的感想ですが)。
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