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小渓流のルースニング(その8) [釣りノウハウ(実釣編)]

小渓流におけるルースニングのプチテクシリーズの第8回になります。

今回は、ラインにテンションを掛けずに毛ばりを自然に流しても反応がない場合の対応として、2つ目のテクをご紹介します。

それは意図的に(不自然に)毛ばりを動かして魚を誘うテクです。

不自然な毛ばりの動きがそれまで反応がなかった魚のやるきスイッチを入れることは、よくあることです。この誘いは私がルースニングをする際に一番効果を挙げているテクニックです。

大きく3つの誘い方がありますので、ご紹介します。

①毛ばりを浮上させる=毛ばりを自然に流してしっかり沈めた後、ラインをピックアップする寸前に、ラインを数秒止める(張る)ことで、流れの力で毛ばりを少し浮上させます。この直後にアタルケースが多いので多用しているテクニックです。アタリは、マーカーが下流方向に大きく引っ張られる場合と、ラインを緩めた反動でマーカーが少し戻ったような小さな場合の両方がありますので、おかしいなと思ったらアワセてみることをお奨めします。

②毛ばりを流れに逆らって上流側に動かす=①の動きに加え、ロッドを上流側に少し動かすことにより、毛ばりを浮かび上がらせながら上流側に30~50cm程動かします。この誘いも非常に効果的です。動かしている間や動きを止めた直後にアタリが出るケースが多いので油断は禁物です。  
また、これをラインを小刻みに引いて大々的に行うといわゆる逆引きになりますが、流れ込みを上流側からしか狙えないようなシチュエーションでは、この逆引きが効果的な場合があります。このケースでは、アタリはマーカーというより直接ロッドに伝わってきますのでそのタイミングでアワセます。

先週の養沢釣行で尺ヤマメをゲットしましたが、この②の誘いの直後に来たものでした。
270418養沢11.JPG

③毛ばりを流れに対して横切らせる=毛ばりが十分に沈んだところで、ラインを手間に引くことで、毛ばりを流れを横切るように動かします。これで誘われた魚が毛ばりの後を追いかけてくる動きをよく見ることが出来ます。

いずれの場合も、水中の魚の動きを見ながら誘ってみることが大切です。魚に毛ばりを追う動きが出ればチャンスです。繰り返しますが、誘いを入れている最中やその直後にマーカーが動くことが多いので、アワセが遅れないようご注意ください。

ルースニングでは「自然に流してダメな場合は敢えて不自然な動きで誘うこと」を心掛け、積極的に毛ばりを操作してみることをお奨めします。

ただしラインが水面を叩くような乱暴な動きは場を荒らすだけでマイナスになるケースが多いので、積極的にと言っても静かに誘うことがポイントになりますのでご注意ください(続く)。


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dumbo

kazu53さま、こんにちは。
今度試してみます。
なかなか釣りにいけないのでそちらが問題かもしれませんが。
わかりやすい解説ありがとうございます。
by dumbo (2015-04-22 09:40) 

kazu53

dumbo さま

いつも有難うございます。文章力がないため、我がことながら分かりづらいだろうなと思いつつ、アップしています。すみません。
by kazu53 (2015-04-23 01:06) 

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