SSブログ

今年、心を痛めたこと [四方山話]

年末の話題としてふさわしいか迷いましたが、今年気になったというか、心を痛めたことを一つ・・・。

それは、フライフィッシングに限らず釣り全般に言えることですが、水難事故についてです。

今年も、毎週のように、海に落ちたり、川や湖そして池で溺れたりして尊い命が失われるという、痛ましい事故が目に付きました。

特に今年は、本栖湖、芦ノ湖、そして中禅寺湖でも水難事故がありました。芦ノ湖は私も良く行く場所ですので他人事とは思えません。そして、非常にショックだったのはこのブログを通じて存じ上げた方も・・・。ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

私は、釣りインストラクターの端くれですが、一番最初に「セーフティファースト」ということを学びます。釣りは非常に面白く得るものも多いレクリエーションですが、自然の中ですので何が起こるか分かりません。釣りのイベントを企画するときは、事前に危険をリストアップし対策を検討するように指導されます。

最近は、ライフジャケットの着用について声高に叫ばれていて、そのこと自体は良いことですが、それだけでは必ずしも十分ではありません。

水温が低いと救命率は下がりますし、ウェーダーを着用しているとウェーダー内の空気等によりバランスが崩れ足が浮かんで顔が沈んでしまい呼吸が出来なくなることも多いようです。

ということで、①想像力を働かせて危ないと思ったところでの釣りは出来るだけ避けること、②万が一落水した場合に備え自力で水から上がってこれるルートを予め確認しておくこと、③リスクの高い所での単独釣行は出来るだけ避けること等が重要です。ボートから落水した場合、ライフジャケットを付けていても自力ではボートに這い上がれないことも多いそうです。また、防波堤や湖等のいわゆるおかっぱりでも自力で上がってこれない場所が数多くあります。

気になることですが、最近の釣り番組では、ライフジャケットの着用について注意喚起はされているものの、落ちたら簡単には上がってこれないような磯場や防波堤等での釣りがたくさん紹介されています。釣り番組の収録は、地元アングラーの協力を得たり、複数のクルーがサポートして行われています。自分もと軽々に思わないことが大切で、くれぐれもお気を付けください。

ここまで、水難事故について記してきましたが、釣りは自然相手ですのでこの他にもいろいろな危険が潜んでいます。かく言う私も、行き帰りの運転も含め、新年に向け気を引き締め直さないといけないと自戒しているところです。

皆様も「セーフティファースト」で「エンジョイフィッシング」されますよう[exclamation]

コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー