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お詫び [釣りノウハウ]

昨日掲載した、ビーズニンフのマテリアルの画像及び本文に一部間違いがありました。フック(針)が違っていました。もしすでに買ってしまった方がいましたら、お詫びします。なお、間違って掲載したフックは、この後に掲載するお奨め毛ばりの二つ目に使用しますので、ご容赦ください。なお、この後、正しいものを貼りなおします。重ねてお詫びします。

ビーズニンフ(黄色)を巻くためのマテリアル(材料)について(訂正後) [釣りノウハウ]

ビーズニンフのマテリアル(修正後).JPG

本日は、お奨めのビーズニンフ(黄色)を巻くのに必要なマテリアル(材料)をご紹介します。上の写真をご覧ください。写真左から説明します。

まず、フック(針)ですが、ティムコ社のウェット・ニンフ用の3761SP-BLの14番を選んでください。小さなプラスチックの箱に20本入ったものが500円前後で売られています。箱の下に微かに写っているのが、中身のフックです。フックは番号が大きくなるほど小さくなります。私は、14番をメインに使用し、大物が多い釣り場では12番を使用することもあります。

次のオレンジ色の丸いものがスレッド(糸)ですが、ユニプロダクツ社のユニスレッドの太さ6/0番、色はタン(黄褐色)を使用します。この小さなボビンに200ヤード(約180M)巻かれており、1つ400円前後で売られています。太さは、6/0、8/0等の番号で示されますが、こちらも番号が大きくなるほど細くなります。細いと切れやすくなるので、6/0がお奨めです。色は、一緒に巻くボディ(胴体)の色に合わせて使い分けます。例えばボディを黒にする場合は、スレッドもブラック(黒)を使用することになります。なお、アバウトな話ですいませんが、一つのボビンで100本以上の毛バリが巻けると思います。

その隣にある小さい丸いものが、ビーズです。ビーズは、真鍮等金属で出来ていてオモリの役目を果たし毛バリを水中に早く沈めるのに役立ちます。写真には、5粒ほど写っていますが、1つの毛バリに1つ使用します。20個ほど透明な袋に入ったものが500円前後で売られています(製造社は不明です)。なお、ビーズには、大、中、小ありますが、中位の物を選んでください。

その次の四角いビニールに入ったものが、毛バリのボディ(胴体)として使うもので、フライライト社のダビングマテリアルです。色は、ブライトイエローを選んでください。なお、袋の下に1本の毛バリを巻くのにおおよそ必要な量を小出ししていますので参考にしてください。一袋で、50~60本は巻けると思いますが、350円程度で売られています。

最後に一番右のビンですが、接着剤です。写真はティムコ社のヘッドセメントですが、クリアー(透明のもの)を使用します。一ビンで百本以上使えると思いますが、350円程度で売られています。

以上トータルすると、2千円強で、購入できると思います。


タイイングキットの写真です [釣りノウハウ]

ようやく画像を貼ることができました!!

バイス.JPG 

↑ これが私が長年愛用しているインド製のバイスです。よく見ると恥ずかしながら錆もあるなど年季が入っています。これは、テーブルの端にネジで止めるタイプのものです。

 小道具.JPG

↑ 私のタイイング用小道具です。左から、ボビンホルダー、ボビンスレッダー、シザース、ダビングニードル、ハックルプライヤーです。ボビンスレッダー以外は、約35年前にセットで購入したものです。長持ちしてます。


タイイングキットについて(その2) [釣りノウハウ]

次に、毛バリを巻く際に、フック(針そのもの)を固定するバイスを除く小道具類について、私が必須だと思うものを5つに絞ってご紹介したいと思います。画像を用意すればよいのですが、まだサイズを縮小するソフト等が準備できていないため、すいませんが、今のところは言葉だけで説明することをお許しください。

ボビンホルダー ・・・ 毛バリを巻くときに使う糸(スレッドと言います)は、ミシンに使う糸と同じように筒状のボビンに巻いて売られています。毛バリを巻くときにこの筒状のボビンからスムーズに糸を引き出すための道具がボビンホルダーです。これは、必須のものです。

ボビンスレッダー(糸通し) ・・・ ボビンをボビンホールダーに装着した後に、ボビンホルダーの管(くだ)の部分に糸を通すための補助器具のことです。フライを巻くことに直接使うことはまずありません。中には、この道具を使わずに、管に口をつけ息を吸い込む勢いで糸を通してしまう人もいるようですが、毛バリを巻く前に糸が通らずにフラストレーションを溜めてもよくないので、この道具も必須と言ってよいでしょう。余談ですが、私のような老眼になると実際に釣りをする場面で毛バリ自体の穴にティペット(釣り糸)を通すのにも一苦労することがあります。その際には、このボビンスレッダーの小型版のような道具に頼ることがあります。

シザース(小型ハサミ) ・・・ スレッド(糸)やまとまったマテリアル(材料)のうち一部を切り離す際などに使います。また、毛バリを巻いた後に形を整えるために使うこともあります。これまた必須と言えるでしょう。

ダビングニードル ・・・ スレッドを巻く際に最後にスレッドがほどけないように接着剤で固めることが多いのですが、その際にピンポイントで接着剤をつけるために使う針のことです。これも必須と言ってよいでしょう。

ハックルプライヤー ・・・ ハックル(鳥の毛)をフック(針)に巻きつける際に使用する道具です。私のお奨めする3つのフライのうち、3つ目のマラブーで唯一鳥の毛を使いますが、その際に重宝する道具です。

このほか、毛バリを巻き終える際に、スレッドがほどけないように結ぶための道具であるフィニッシャーや、動物の毛を使う際に毛先を揃えるためのスタッカー等があります。私も、一応これらの小道具を持ってはいますが、実際にはほとんど使っていません(使うことができないと言ったほうがよいかもしれません)。それでも、毛バリは巻けます!

この次は、私がお奨めする3つのフライに必要なマテリアル(材料)をご紹介したいと思っています。


タイイングキットについて [釣りノウハウ]

毛バリを巻くための道具(タイイングキット)の選び方について、書いてみたいと思います。まず、バイスについてです。

その前に、私の場合の経験をご紹介します。私は、今では全国展開しているJ州屋本店をよく利用していましたが、そこで約35年前の高校生の時に、バイス(毛バリを巻くときに針(フック)を固定する道具)とハサミなどの小物類が入ったタイイングキットを購入しました。今のように高校生でアルバイトするのが一般的でなかった頃のことですので、なけなしのこずかいからということで、出来るだけ安いものを買っていたので、確か両方で、5千円程度だったと思います。その後、いくつか買い足したものはありますが、恥ずかしながら、何と今でもそれらを使っています。バイスは、インド製で説明書は英語で書かれていました。皆さんにもセットになっているものを買うことをお奨めします。なお、価格は、ピンからキリまで様々ですが、セールなどで意外と安く売っていることがあります。今でも、上手くすれば1万円もしないものもあるのではないかと思います。余裕があれば一生ものだからと多少値が張るものを買われるのも良いかと思いますが、材料費に当てるお金も残しておいてください。

バイス選びの留意点ですが、できるだけ安定しているものを選んでください。土台が重くなっているものが多いですが、中には、毛バリを巻く途中に力を入れ過ぎると土台ごと動いてしまうものもあります。その点、私が使っているネジで固定するタイプのものは、机やコタツなどのテーブルにしっかり留めることができ、タイイング時に土台に気を取られるようなことはありませんのでお奨めです。なお、このタイプですとテーブルを痛める可能性がありますので、新聞紙などを挟んで利用するとよいと思います。

また、私のバイスは一度フックを固定すると全く他の方向に動かせないのですが、バイスの頭部が可動式になっていて、フックを固定したまま裏返せるようになっているものもあります。これは、便利だと思います。


フライフィッシングの敷居を下げるためのアプローチ(その3) [釣りノウハウ]

毛バリは、ルアーと比べて消耗品の割に高いし、自分で作ろうにも専用の道具が必要という点

 実は、これが一番、敷居が高い理由ではないかと思います。ズバリ、結論から言いますと、自分で毛バリを巻き(作り)、そのために道具(タイイングキット)と材料(マテリアル)を買うしかないと思います。ただし、大事なことは、どのような毛バリを巻くかを最初に決めてから必要最小限の物を買うということです。

最初の数回までは、市販の毛バリを買うか、知り合いや釣り場で釣れている人の毛バリを譲ってもらうか等でいけると思いますが、その後は、自分で作らないと長続きしないのではと思います。 

でも、ここの決断を乗り越えると、恐らく多くの方が、フライを長く愛好されることになるのではないでしょうか。まず、釣行前に家で、狙う魚のこと、釣り場の状況等を想像して毛バリを作ること自体が大きな楽しみです。そして、実際に釣り場で、自分が作ったフライで釣れた時は最高です。特に、自分で工夫して作ったオリジナルフライであれば、やったと思わず声を上げたくなります。

では、どんな毛バリを巻くかですが、フライの専門誌や専門書を見ると数えきれない種類のフライが紹介されており、何を作ってよいか迷ってしまうものです。しかし、まずは無理をせず、「当面3つに絞ること」をお奨めします。

最初は、先日唯一写真を掲載しましたが、ルースニング(ウキ釣りのようなもの)で使用する「ビーズニンフ(特に黄色)」です。ルースニングは、魚の水生昆虫(幼虫等のエサ)を捕食する行動を利用して、水中に毛バリを入れこれをあまり動かさずに釣る釣り方です。管理釣り場で特に威力を発揮し、時間帯を問わず簡単に魚が釣れます。また、ビーズニンフは、少ない種類の材料で簡単に作れ、なおかつ耐久性も優れています。私は、数多くの釣り場で、この毛バリでこれまで一番多くの魚を釣ってきました。いろいろ経験しましたが、何の変哲もないこの毛バリに、小さな魚、大きな魚を問わず喰いついてきます。私以上に経験があり、私がA級に近いB級フライフィッシャーだと思っている兄がいますが、その兄が、私のこの毛バリを使ってからは、自ら模して作り、管理釣り場や北海道の湖でパイロットフライ(様子を見るために一番最初に使うフライ)として使用し、多くの大物を釣っています。

2つ目は、ドライフィッシングで使用する「エルクヘアカディス(もどき)」です。ドライフィッシングは、水面に出てきたか、水面に落ちた昆虫類を魚が捕食する行動(ライズ)を利用した釣り方です。ドライフィッシングは、水面に浮かせたドライフライを魚が水面に口を出して咥えた瞬間に合わせる(フッキングする)というスリリングな釣り方で、ライズフィッシングという言葉もあるくらいのフライの王道ともいうべき釣り方で、これしかやらないという方も数多くいます。私もこの釣り方が大好きです。そして、エルクヘアカディスは、ドライフライの中でも釣り人から見えやすい(視認性がある)ということで最も扱いやすい毛バリだと思います。毛バリが水面のどこにあるかわからなければ釣りになりません。その中でも、私がお奨めする「エルクヘアカディス(もどき)」は、通常のエルクヘアカディスでは、浮力を増すためにハックルという鳥の羽を巻くのですが、これを省略するものです。止水や流れの緩やかな管理釣り場ならではという代物です。

最後に3つ目ですが、「マラブー」です。前回の王禅寺釣行記事には、キャスティングアンドリトリーブと書きましたが、ウェットアンドストリーマーフィッシングという言い方で認知されている釣り方で、水に沈めて使用するフライです。これは、水中の小魚を捕食する行動を利用したもので、フライは、水中で小魚に似た形や動きをするように作ります。私の好きな芦ノ湖をはじめとするワカサギなどが生息する釣り場で使用すると特に威力を発揮します。この釣りでは、フライは水中に沈みますので近くに来るまで基本的には見えません。キャストしたあと、手前にラインを引いてくる際に、魚がフライを咥えた際に生じる変化が竿や手に直接伝わった瞬間に合わせることになります。川釣りの脈釣りや海釣りの投げ釣りの要領でアタリを取りますが、フッキングが難しい釣り方です。

以上、敷居を低くするため、毛バリは3つに絞ることと、その際の3つの毛バリの概要を述べましたが、これを一度に作ろうと思うのではなく、時間をかけ、順番に一つずつ、トライしていただきたいと思います。

次回以降、タイイングの道具と毛バリの種類に応じた材料をご紹介したいと思っています。長文におつきあいいただき有難うございました。


フライフィッシングの敷居を下げるためのアプローチ(その2) [釣りノウハウ]

次に、キャスティング(投げること)が難しいという点について

皆さん、キャスティングという時に、どれくらい飛ばそうとイメージされますか?

私は、キャスティングとは、単純に「魚がいるところに毛バリを落とすこと」だと思っています。では、管理釣り場で魚がいるところとは? そうです。足元、岸からすぐのところにも魚は沢山います。むしろ駆け上がりがある岸辺のほうがよく釣れる経験をしています。まずは、5~6M(車一台分の長さ)投げられれば十分でしょう。

一方で、ロッド(竿)の長さは、私がお奨めする9フィートだとして、メートルに換算すると約2.7Mです。これに、フライラインをロッドと同じ長さだけ出したとして倍の5.4M、それにフライラインの先についているリーダー(糸)が2Mだとして、合計7.4Mになります。この程度であれば、延べ竿を振りかざす要領で簡単に投げられます。これで、大抵の管理釣り場で、魚が釣れると思います。

惚れ惚れするぐらいに綺麗に、しかもフルライン20M~25M投げる上手な方がいますが、それは、ごく僅かの方です。そのレベルを目指す前に、まずはそもそもの目的である魚を釣ることを考えましょう。ちなみに私は軽い追い風の条件の良い時でも、15M投げるのがせいぜいです。

なお、フライの釣り方には、大きく3つあります。まず最初にお奨めするのは浮き釣り的なルースニングですが、この場合、毛バリが5M先に落ちれば、まずは十分です。

ですから、地球の向こう側にでも投げようかとの勢いで力いっぱいロッドを振り回している方を時たま見かけますが、そんな必要はないということです。まずは、気を楽に持つことです。


フライフィッシングの敷居を下げるためのアプローチ(その1) [釣りノウハウ]

前回敷居の高さについて、私の独断と偏見で、理由をお示ししました。数回にわけて、理由ごとに、実はそうではないとの思いをお伝えしたいと思います。

まずは、フライの道具は、馴染み、汎用性がなく、種類も多いし高いというもの。

フライの道具は、確かに、ピンからキリまであるのは事実で、竿1本で10万円を超えるものも珍しくありません。でも最初から高価なものを揃えるのはリスクが高いと思います。私のお奨めは、ロッドとリールとライン更には毛バリなどの小物もついた「初めてセット」的な普及品です。小生が利用させてもらうJ州屋渋谷店などでは、15,000円から20,000円程で手に入ると思います。品切れの場合もあるので電話してから行かれたほうがよいと思います。これなら、費用面でルアーと比較してもそうは変わらないと思います。普及品とはいえ、それなりの性能も持っていると思います。

私が今管理釣り場で愛用しているのは、セットで買ったものや中古品が多いです。なお、中古品を買う手もありますが、道具の知識が少ないうちは、釣り場に合う道具かどうかリスクが伴いますので、多少の知識を持ってから行かれるとよいと思います。 

セットの場合、できればロッドは、長さ9フィート程度、対応番手は6番、フライラインもフローティングの6番のセットをお奨めします。これであれば、多くの管理釣り場でまず不自由なく楽しめると思います。また、既にリールにラインが巻いてあるセットですと、ラインを巻く手間も必要なく、管理釣り場に直行可能です。

なお、リスクをさらに少なくする方法として、最近の管理釣り場では1,500円から2,000円程度で、道具を貸してくれますので、一度これで試してみて買うのが良いかと思います。その場合、釣行前に、管理釣り場に電話をするなりして、貸道具があるか、小物として何を持っていけばよいか確認してから行かれると良いと思います。


フライフィッシングの敷居の高さ [釣りノウハウ]

昨日は、深酔いしまして、更新できませんでした。すいません。

さて、前回は、下手な私でも、それなりの釣果を上げられることをお示しするために、王禅寺の実績を掲載させていただきました。

私からすると、こんなに釣れて楽しいのに、何でルアーに比して圧倒的にフライをやろうとする人が少ないのかといつも思うのですが、自分が始める時のことを思い出しながら、まずはその理由を勝手に考察したいと思います。

理由1: フライの道具は他の釣りと大きく異なり汎用性がなく、また、値段が高いと思われていること。一度買って、つまらなかったらほかの釣りに使えずに、元が取れそうもないと思うのではないでしょうか。ルアーであれば、一度でもリールを使ったことがある方であれば入りやすいですし、道具を買った後につまらないと思っても、防波堤のエサ釣りや船つり(キス、カレイ、ワカサギ釣り等)に転用可能ですが、確かにフライはそうはいきません。

理由2: フライを投げる(キャストする)のが難しそうと思われていること。いまだに私も、フライの専門誌などに載っている解説や連続写真を見ても、どうしてよいかイメージがわかないことが多いです。

理由3: 毛バリ(フライ)は、ルアー以上に消耗品ですが、それにしては値段が高いと思うこと。買おうと思うとだいたい1本150円はしますが、一回の釣行に切れたりほつれたりするので、最低でも5~6本は使います。かといって自分で作ろうにも、専用の道具は要るし、毛バリもいろいろ種類があって、何を作ればよいのか教えてくれる人がいないとわかりません。

 理由4: 実は最大の理由は、フライは他の釣りと違って難しいのだと、フライに関わっている人が敢えて難しくしているように思えること。例えば、フライに興味を持った方が、フライの専門誌を本屋さんで立ち読みしてどう思うでしょうか。30年もやっている私でさえ、記事の半分以上は、残念ですが、わからないか、読もうとも思わないものです。おそらく、これから始めようとする人にとってこれなら自分でもできそうだとは思わないのではないでしょうか。海外の釣行紀行や高いロッドの紹介など実用的でない記事が多すぎる気がします。一部のシニアのマニア向けで、お金を持った経験豊富な人だけが買ってくれればよいという開き直りがあるのかとさえ思ってしまいます(専門誌の関係者の方、すいません)。その点、ルアーは、AファンだとかFエリアニュースとか手軽に読めるものが多いように思います。これが最大の問題かもしれません。

私は、以上のことから、これからフライを始めようとする方や始めたばかりの方に、どうすれば簡単に楽しめるかを、できるだけわかりやすくお伝えできればと思っています。力不足でわかりずらいじゃんとお思いになるかもしれませんが、その時は無料ということでご容赦いただきたいと思います。


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